飲める? 飲めない? モロッコのお酒事情
ビールが飲めるところもちゃんとある。
悠久のサハラ砂漠は一見の価値アリ!
悠久なサハラ砂漠、迷路のような街フェズ、毎日がお祭り騒ぎのマラケシュ――エキゾチックなムードと多くの見所で旅行者を惹きつけて止まない国・モロッコ。しかしモロッコを旅するうえで、ひとつだけ覚悟しておかなければならないことがある。
それはお酒。モロッコの国教はイスラム教。そう、イスラム教徒はお酒を飲まないのだ。旅先でのビールを至福の時間と楽しみにしている私のような人にとって、お酒が飲めないというのはかなりイタイ。
もちろんまったく飲めないというわけではない。カサブランカやマラケシュなどの都市にある観光客向けのホテルやレストランにはちゃんとビールが置いてある。だが小さな村や地元の食堂には、残念ながらまず置いていない。砂漠の満天の星空を見ながらキンキンに冷えたビール! なんて最高のシチュエーションだと思うのだが、モロッコでは実現不可能なのだ。
とはいえ、モロッコはイスラム教国のなかでは比較的お酒に関してゆるい国でもある。もちろん敬虔な信者も多いが、なかには時々お酒を飲んでいる人もいる。ただ以前、モロッコの小さな村を訪れたとき、たまたまスーパーで買った缶ビールを持っていたら、売店のおじさんに「ビールとうちの店の物を何か交換して!」とせがまれたこともあった。地方の小さな村ではお酒を入手するのが難しく、飲みたいけれどなかなか飲めないという現実もあるのだ。
そんなモロッコの人たちがお酒のかわり(?)に愛飲しているものがある。それが「ベルベル・ウィスキー」。「えっ? お酒だめなんじゃないの?」と思うかもしれないが、実はこれ、ミントティーのこと。モロッコの人たちが毎日飲んでいる定番のお茶だ。カフェでも多くの人がミントティー片手に長い間おしゃべりに興じている。まあ実際にはミントティーなので酔っ払うことはないのだが、なかにはまるで酔っ払っているかのようにテンションが高い人も。ちなみにベルベル人とはモロッコに古くから住む先住民のことだ。
ミントティーは、カフェやレストランでも飲むことができるし、ちょっとした売店などでふるまいとして出されることもあり、旅行者でも飲む機会は多い。はたしてどれだけ酔えるかは飲んでみてのお楽しみ。
エキサイトニュースより引用
2007年09月17日
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